仕事・時間管理

時間管理の目的と時間を増やすための3つの方法と事例を解説

目次

時間管理の目的

時間管理をする目的は
自由に使える時間を今よりも増やす!ことです。

増えた時間に何をしても自由です。
必ずしも、空いた時間を使って、スキルアップしなければいけない。ということはありません。ゲームをしたり、趣味の時間に使ったり、家族との時間を大切にしたり、使い道は自由です。しかし「 増えた時間を自由に使う 」だけではなく、

「増えた時間を使って、“使える時間“ をさらに作っていく」

のが時間管理の基本です。さらに使える時間が増えていきます。

 

時間管理が苦手な人

・何時から何時に何をするのか決まっていない。
・何に何時間かかるのかわからない。
・何時間かかるかわからないからスケジュールが組めない。
・1日中思い付きで行動してしまう。
・やらなければいけないことが急に来る
・いつもバタバタしている
・トラブルの原因になる。

 

時間管理が得意な人

・何時から何時に何をするのか決まっている
・何に何時間かかるのかわかる
・スケジュールが組みやすい
・今やること、あとでやることが明確
・集中して物事を進めることが出来る
・余裕ができる
・自由な時間が増える
・増えた時間で自分の好きなことが出来る

 

時間を増やす方法と事例

 

時間の使い方の見直し

順番に見直しをしていきます。
まずは、無駄な時間がないかどうか見ていきましょう。

無駄とは? 役に立たない(余計な)こと。効果・効用がないこと。

役に立たないことかどうか判断する際には、前回の記事にもあった通り、目的に合っている行動なのかどうか?で判断できました。
つまり、役に立たないこと=無駄な時間になります。

簡単にいうと
本来やらなくてもいいことをやっていないかどうか?を一度見直しましょう。
ということです。

1.無駄な時間をなくす

人によっては、無駄でも、ある人によっては、無駄じゃないかもしれません。
しかし、誰にでも あてはまる 無駄な時間は、モノを探す時間です。

頭の中に、「あれは確かあそこに・・・」「えっと・・」 という言葉が浮かんだら それは立派な、「 探し物をしている無駄な時間 」です。
モノを探す時間は、すべて無駄な時間です。

たとえば、あなたの目の前にペン立てがあるとします。
ペン立ての中から赤のボールペンを取り出しましょう。
ペン立てにペンは何本入っていますか?手が勝手にペンを探しませんでしたか?
探す時間(無駄な時間)は短い方がいいです。

探す時間の解決方法は、「 モノのしまう場所を決める 」ことです。細かく決めれば決めるほど、探す時間は減ります。ぱっと見て綺麗でも、「しまう場所」を決めていないなら、それは、綺麗に並んでいるだけです。「ものを 綺麗に 並べている」だけなのか、「しまう場所を決めた」のか、線引きを持つようにしましょう。

探す時間を減らしていくと、頭の中も整理されるので、副産物として、集中して物事に取り組めるようになります。

イメージ図

モノを綺麗に並べているだけなのか、しまう場所を決めたのか?

 

2.代替え時間を使う

次は、もっと時間を増やす方法です。
まずは、自分自身に質問をしてみて下さい。

「今やっていることは、本当に自分しかできないのか?」

モノやサービスや人を使って代替えが出来ないか?と考えてみてください。考えるポイントは、費用対効果です。

費用対効果とは? かけた費用に対して、どのくらい効果があるかをいう。

家事代行がいい例だと思います。しかし、毎日頼むとお金の負担も大きくなります。

増えた時間 > 代替え料金(モノ・サービス)になるのであれば、すぐにでも導入したほうがいいでしょう。

極端な例ですが、ホテルに住むことが出来れば、掃除から食事、洋服のクリーニングなど、衣食住に関するルーティンはホテルが代行してくれます。しかし、毎日相当なお金もかかってきます。1日1万円しか稼ぎのない人が同じことをしても生活できません。

ではどうしたらいいのか?

例えば、家事代行を頼む前に、家の食器をすべて紙皿と紙コップにして洗い物をしなくてもよくするとか、毎日お弁当を買って、料理をしなくてもいいようにするとか、乾燥機付きの洗濯機を買って、干す作業を辞めるとか、工夫次第では安く済ませることもできます。

増えた時間 > 代替え料金 になるようにバランスよく時間を増やす

 

3.隙間時間を使う

隙間時間とは、ちょっとした時間のことです。
ちょっとした時間に、ちょっとしたことをやる。ということです。
たとえば、電車の移動時間に読書をする、コピーを取っているときに、会議に使う資料に目を通す。運転しているときに、簡単な電話をする。などです。

しかし、あくまで、隙間時間はちょっとしたことをやる時間です。
必死になって、隙間時間を見つけるのではなく、ちょっとしたことは隙間時間にやろう。と思う、「意識」が大切です。「これは隙間時間にやろう」と時間の付け替えを意識して動くことで、本当やらなければならない、メインのことに集中できるからです。

たくさんの隙間時間を確保したり、隙間時間にやることをリスト化することは悪いことではありませんが、「 メインの集中する内容」と、「 ちょっとした時間で出来ること」の線引きを持つことが、隙間時間をうまく使うポイントです。

隙間時間に詰め込むのではなく、時間の付け替えを意識することが大事

 

増やせる時間の限界とは?

時間を管理していくための大前提として、

  1. 時間管理とは?
  2. 時間管理の手順
  3. 時間管理の目的
  4. 時間を増やす方法

を見てきました。ここまでが基本事項です。

ここからがスタートラインになります。
ポイントを整理していきます。

まずは使える時間を増やす

まず最初は、無駄な時間の見直しです。
探す時間を失くすために、整理整頓を行います。
ポイントは、しまう場所を決めることです。

次に、代替えできるサービスやモノやヒトがないか確認します。
使ったお金に対してどのくらいの成果が出ているのかに注目して、バランスよく時間を増やしましょう。
ポイントは、費用対効果です。

最後に、隙間時間です。
メイン時間と隙間時間の線引きを持ちましょう。無理してすべてを隙間時間に行う必要なありません。
ポイントは、時間の付け替えの意識を持つことです。

知っていることや、無意識にやっていることもあると思います。
これが、使える時間の量を物理的に増やす方法です。
「無駄・代替・隙間」の3つは、基本と捉えて、継続的に底上げを行っていくことが大切です。

増やせる時間には限界がある

今までやってきたことは、使える時間を物理的に、増やすというやり方でした。
無駄な時間、代替え時間を使って、1日1時間~2時間自由な時間が出来た!
という具合です。
しかし、そうやって増やせる物理的な時間には、時間とお金に限界が出てきます。

そのため、ここからが時間管理のポイントになってきます。

例えば、すごく眠たい時間帯に、頭を使って考える仕事ができますか?
逆に、そういう仕事は、頭がスッキリとしていて、集中できる時間にやった方が効率がいいですよね?

効率とは? 使った労力に対する、得られた成果の割合。

つまり、物理的な時間量を増やしたあとは、「どのくらい効率良くできるのか」が課題になってきます。

最後は時間の質を上げていく

先ほどの例にもありますが

どの時間帯にやれば、効率がよくなるか?ということです。

例えば、10時間以内に、やることが10個あるとします。

・集中力が必要  3個
・集中力いらない 7個

集中力がいらない7個は、いつでもできますよね?
集中力が必要な3個は、集中していないと、効率が悪いですよね?

つまり、同じ1時間でも、集中している1時間と、集中していない1時間がある。ということです。

ここでは長くなるので、次の記事で紹介していきます。

効率の良い時間の使い方とは?交感神経と副交感神経のバランスと1日の過ごし方効率の良い時間の使い方とは? 前回の記事は まずは、物理的に使える時間の量を増やす。 でも物理的に増やせる時間とお...