社会課題

人身売買・人身取引について調べてみた話

目次

人身売買で検索した結果

まずは、Googleトップに電話番号が表示される。

相談先のご案内 日本:
0120-879-871
人身取引被害者センター・ライトハウス
時間: 月〜金 10:00-19:00
言語: 日本語、英語
ウェブサイト: http://lhj.jp

こんなものがあるとは知らなかった。
むしろ過去に起こっていたというイメージがあるが、現在も尚存在するようです。
こんな人身取引対策推進会議というものまであった。(66Pある)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsintorihiki/dai5/honbun.pdf

人身取引の定義を抜粋

第3条
(a) 「人身取引」とは、搾取の目的で、暴力その他の形態の強制力による脅迫若し
くはその行使、誘拐、詐欺、欺もう、権力の濫用若しくはぜい弱な立場に乗ずる
こと又は他の者を支配下に置く者の同意を得る目的で行われる金銭若しくは利
益の授受の手段を用いて、人を獲得し、輸送し、引き渡し、蔵匿し、又は収受す
ることをいう。搾取には、少なくとも、他の者を売春させて搾取することその他
の形態の性的搾取、強制的な労働若しくは役務の提供、奴隷化若しくはこれに類
する行為、隷属又は臓器の摘出を含める。
(b) (a)に規定する手段が用いられた場合には、人身取引の被害者が(a)に規定す
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る搾取について同意しているか否かを問わない。
(c) 搾取の目的で児童を獲得し、輸送し、引き渡し、蔵匿し、又は収受すること
は、(a)に規定するいずれの手段が用いられない場合であっても、人身取引とみ
なされる。
(d) 「児童」とは、十八歳未満のすべての者をいう。

定義の詳細・補足

被害者の多くは女性や児童であるが、この定義にあるとおり、売春などの性的な
搾取のみならず、労働搾取や、臓器の摘出などを目的としたものも人身取引に該当
し、性別や国籍を問わず、被害者となり得る。また、人身取引という行為には、人
の「売買」に限らず、搾取の目的で、被害者を騙したり、弱い立場にあることにつ
け込んだりして被害者を支配下に置くなどの行為も含まれ、暴力、脅迫、詐欺など
の手段が用いられた場合には、たとえ被害者が搾取に同意していたとしても、これ
に該当する可能性がある。さらに、18 歳未満の児童を搾取の目的で支配下に置く
などした場合は、上記手段が用いられない場合でも、人身取引とされる。このよう
に、人身取引には様々な形態があり得る。

実際に取引してお金を支払うという意味よりも赤字にしているような、立場を利用して支配下に置き、暴力、脅迫、詐欺などの行為で搾取すること自体が人身取引に当たるんだとわかった。

人身取引が発生する主な原因

戦争で孤児、貧困で生活するため、教育不足による倫理的、論理的判断の欠如などの理由がある。特に、貧困と教育については、鶏と卵のような印象を受けた。
教育と貧困によって、強制労働や、臓器売買など、倫理的なNGとされることも発生していると思った。

発生数について(引用

Googleで検索したら、
世界でおよそ4,030万人が人身取引の犠牲となっていると推定されており、その約半分がアジア地域に集中していると言われます(2016年)。 しかし、人身取引は水面下で行われることが多く、この数は氷山の一角と考えられています。

報告書によると、奴隷の数ではインドが最も多く、推定1840万人。 2番目に多いのは中国の同340万人。 パキスタンが同210万人でそれに続いた。 全体の約58%は、インド、中国、パキスタン、バングラデシュ、ウズベキスタンの5カ国で占められ、約15%がサハラ以南のアフリカで占められていた。
日本は29万人で世界25位という位置づけになっている。

こどもや女性の場合

子供の場合、本来うけられるはずの教育をうけられず、強制労働と表現されており、家庭内労働に従事している。
教育を受ける権利が保障されていないということです。
あとは、女性の場合、性的な労働。働く男性の癒しとしての売春。
インドでは、給与の高い仕事という位置づけで、貧困に苦しむ家族のためにそういった仕事につくようです。

考察として

先進国が、そういう人達から最終的には周り周って搾取している構造だと思った。
先進国の人間が、アフリカの農業による特産物などを購入しますが、低単価のため、そういう仕事に従事している人たちが貧困に苦しんでいる。その結果、子供や女性が労働力として強制的に従事していることになる。
日本の豊かさは、こういった我々が目に見えていないところから搾取しているのかな?と思った。我々が購入するコーヒーが3倍になると、喜ぶのは、誰なのか?たぶん従事している人達には分配されず、元請けの会社が儲かるんだと思った。
貧困層の人達に豊かさを分配出来ないものか?と思った。