子育て・生活

心理テストではわからない!自分の才能の見つけ方12選

目次

自分の才能とは何か?

あなたの才能とは何か?
才能とは、世界の偉人や科学者や芸術家が持つような特別な力のことではありません。
あなたにも、与えられている力です。

才能を使うということは、「自分の長所を見つけて、長所を正しく使うこと」です。
この記事があなたの才能を開花させ、世の中の役に立つことを願います。

自分の才能というと大げさですが
あなたの長所はどこか?最も得意なことは何か?と考えてみます。

・人より得意なことは何か?
・自分が好きなことは?
・没頭できることとは?
・人に褒められたことは?

例えば「協調性があるとか、頭がいいとか、人の気持ちが分かるとか、行動力がある」なども長所です。

長所に気付いていても、それを武器にして人をコントロールしたり、相手を責めるための道具にしたり、無自覚のうちに自分の才能が無駄に使われていることもしばしばあります。

 

そこで今回は、様々な角度から、自分の才能について掘り下げていきます。

1.得意分野

自分の得意分野はなんでしょう?
得意分野は、努力しなくても、人よりも自分が出来るところです。
以下を参考に思い出してみましょう!

・努力しなくても人よりも良く出来たこと
・人から褒めてもらえたこと
・上手だね!すごいね!と言ってもらえる物事
・小さい時の成功体験
・やっていてワクワクすること

何か思いつきましたか?


自分では気付きにくいですが、「好きじゃないけれど、人よりも出来ること」は得意なことになります。嫌いなことも一旦は得意分野として捉えてみましょう。

2.苦手分野

あなたが苦手なことです。好きでも嫌いでも、どっちでもよくて、とにかく苦手なことです。
苦手分野とは、努力しても、人より自分が出来ないところです。

苦手分野がなぜ重要かというと、あなたの苦手を補うかのように、他の力が発達しているからです。もしくは、身近にそれを助けてくれる人がいることもあります。

・一生懸命やっても人より下手
・人はすぐ理解するのに自分は理解出来ないこと
・努力してもなかなか実らないこと
・すぐに飽きてしまうこと
・出来ればやりたくないこと
・人と比べられると嫌なところ

私の場合、人の気持ちを考えるのが苦手です。何でもストレートに相手に伝えてしまうので、相手を傷つけてしまうことも多々あります。しかしその反面、他の力が身に付きました。私の場合は、人を人で管理するのが苦手なため、ルールを作り、ルールで管理するのが得意になりました。そのため、ルールつくりや仕組み作りが得意分野です。

 

3.一長一短(いっちょういったん)

一長一短という言葉は、聞いたことがあると思います。
知らない人のためにプチ解説。

「いい面もあれば、悪い面もあり、それは人や物事も同じことで、長所があれば、短所もある」という意味です。
例)街中で雨が降れば、傘を持っていないと濡れてしまいますが、田んぼや畑からしたら雨が降れば、食物が育つので、雨が降るという一つの物事を捉えても、いい面と悪い面がある。」という感じです。

 

得意なことを裏返すと、苦手なことになり、苦手なことを裏返すと得意なことになります。
苦手分野 = 得意分野に繋がるヒント!
として覚えておきましょう。

 

4.家庭環境を振り返る

才能とは、もともとその人が持っている特性のことです。
才能は家庭環境に大きく影響されます。
「こういう家庭環境で育ったからこそ、自分にはこんな才能がある」と捉えます。
先ほどの一長一短と同じです。いい面も悪い面もあるので使い方次第です。

例えば、父は無職で酒とギャンブルが好きな人で、家は借金まみれ。母は夜遅くから働きに出て帰ってくるのは明け方。父はいつもイライラしていて、母も自分には全然構ってくれなかった。そんな家庭環境が影響し、中学校の時は生活態度も悪く、破天荒で、暴走族のリーダーをしていた。という人もいます。

 

その結果

・人から指図されることが嫌いで協調性がない。
・自分の思った通りにやらないと気が済まない。
・一人で突っ走ってしまう。周りが見えない。
これがこの人の悪い面の特性です。

しかし、裏を返せば、

・行動力があり
・判断力が早く
・統率力がある親分肌。
ということになり、いい面でいえば、経営者の素質があります。

要するに、「自分がどんな特性を持っていて、それをどう使うのか」が重要ということになります。

 

5.両親との関係を振り返る

両親との関係を振り返ってみましょう。
あなたはどんな両親に育ててもらいましたか?

両親はあなたに対して、どんな希望をいただいていましたか?
両親は自分に対して無関心だったという方は本当にそうでしょうか?
そう思いたいあなたがいるだけで、違う捉え方が出来るかもしれません。

両親との関係は自分の才能に関して非常に参考になります。
今あなたの目の前で起こっている様々な問題の根っこは両親との関係にあるからです。

例えば
・結婚していた(付き合っていた)相手に浮気された
・友達に裏切られた
・何をやってもうまくいかない
・上司や周りの人は自分のことをわかってくれていない

これらの問題を引き起こしているのはあなた自身です。

口では「引き起こした問題のすべては自分の責任だ」と言いながら、心の奥では「こんな両親に育てられたから、そういう家庭環境だったから仕方ない」と両親を悪者にしています。何度も何度も問題が起こるたびに、自分を苦しめることで、あなたの心の中の両親に復讐をしている状態です。両親との関係を見直すと、自分が本当に受け取るべき、両親からの愛情が見えてきます。

 

6.両親はどんな家庭環境で育ったのか?

あなたの両親はどんな家庭環境で育ったのでしょうか?
お父さんやお母さんがまだ幼かった時のことを想像してみて下さい。
あなたと同じように、不満もあり、悲しみもあり、喜びもあったはずです。
あなたにとっては、優しいおじいちゃんやおばあちゃんも、両親からしたら、厳しく、口うるさく、理不尽なところもある、両親だったかもしれません。
両親にとっては許せなかったことも多々あったかもしれません。

お父さん、お母さんにそのあたりの話を聞いてみて下さい。意外な話が聞けるかもしれません。

・両親もつらかった。
・あなたを育てるのに精一杯だった。
・至らないところもあったが仕方なかった。
・家庭環境や生い立ちを理解出来た。

両親の喜びも悲しみも自分のことのように思い、感情を感じきってみて下さい。その感情を両親と分かち合い、両親を受け入れましょう。

きっと次のステージが見えてきます。

あなたが自分のルーツに感謝していても、感謝していなくても、今のあなたがあるのは、両親とその両親、そのまた両親・・・・がいたからです。

受け取れていないのは、あなた自身の問題かもしれません。
両親とその両親からのプレゼントを受け取りましょう。

 

7.自分の特性を理解する

あなたの特性を見つけましょう。
ヒントとなるのは、両親やそのまた両親から受け継がれてきた特性です。

たとえば、お父さんの両親(おじいちゃん、おばあちゃん)がどんな風にあなたのお父さんを育てたのかを整理してみましょう。

具体例

父の父(おじいちゃん)
子供(父)のことには関心がなく、世間のことや人付き合いなどについて何も教えてくれない人だった。無口でよく酒を飲んでいた。父は父から(おじいちゃん)がもっと色々と教えてくれていたら、自分が外で恥をかくこともなかったのにと思っている。その結果、父は父(おじいちゃん)のことを愛情のない人だと思っている。

父(お父さん)
そんな家庭で育った父は、自分の子供にはそんな風になってほしくないと思い、何でも親として出来ることはしてあげようと思っている。父は、自分の子供(あなた)には、何でも教えてあげようという気持ちがあり、それが本当の愛情だと思っており、多少過度な時もあるが、それが、子供(あなた)のためと思っている。

自分(あなた)
あなたは、干渉してくる父親が嫌いで、自分がコントロールされ、洗脳されているようで、すごく嫌だと思っている。また、何事も経験する前に、あれはこうだ、これはこうだと説教くさく、口を利くのも嫌になった。自分の子供には説教くさいことは言わず、自由に伸び伸びしてもらいたいから、出来るだけ、干渉しないようにしよう。それが本当の愛情だ。と思うようになった。

あなたは、あなたの父親が嫌だと思っていた、父の父である、おじいちゃんと同じようなことを自分の子供にするようになります。そして、そのループが続いていきます。

自分のことに当てはめて考えてみてください。それがあなたの特性であり、背負っているカルマです。

 

8.弱みこそが才能だと知る

あなたの強みは、あなたの弱みと繋がっています。
特に、両親から影響されている部分があなたの才能になります。
人の特性というのは、そう簡単に変えられるものではありません、それは、弱みでも強みでも同じです。つまり、両親から受けた影響による「あなたの特性」は、もっとも強い長所に変換できる。ということです。

自分が覆っている仮面を外し、本当の自分を見つめ直してみましょう。
自分が5歳児に戻ったつもりで、こんなことがつらかったとか、こんなことが嫌だったとか。両親にもっと構ってほしかったとか。自分自身の弱い部分の感情を感じきってみましょう。そして、そんな感情を持っている自分自身を認めてあげましょう。

今被っている仮面を外し、弱みを強みとして受け取れた時、あなたの本当の才能が開花していきます。

9.自分のメンターを見つける

自分のメンターを見つけましょう。
誰でも、自分のことはなかなか見えません。
身近な人でもいいし、あなたのことをよくわかってくれて、相談に乗ってくれる人です。

長所の使い方が

・自分を守りたい、傷つきたくない
・恥をかきたくない、自分を良く見せたい
・人のバカにされたくない、失敗したくない

このような動機で長所を使うのではなく、どうやったら人に与えてあげられる自分になるか?を考えましょう。それがあなたの長所の使い方のヒントになります。

あなたが人よりも得意なことで、あなたが周りに与えてあげられるものを一緒に探してもらいましょう。自分の長所の活かし方が見えてくると思います。

周りの人達にしてあげたことは、いずれ感謝や信頼やお金へと変換されていきます。
あなたは自分の才能を生かして、周りに何が出来るのか一緒に考えてもらいましょう。

10.未来に意識を向ける

あなたはどうなりたいのか、どうしていきたいのか、何を大切にしていくのか。この辺りを一度整理してみましょう。そのために必要なことは何か?

「私はどうあるべきか?」
ではなく
「私はどうありたいのか」がヒントになります。

それを達成するために、あなたが生かすべき長所はどこか?それは、自分自身で気づかないこともあれば、すでに気付いているが、実行出来ていない場合もあります。

自分はどうありたいのか、自分自身の未来に意識を向けてみましょう!
今何をしなければいけないのかが見えてきます。

 

11.みんなで褒め合う

あなたの周りの友達や、仕事仲間に、あなたの良い所を言ってもらいましょう。
一人で考えて悩むのも大切な時間ですが、自分自身の良い所を言い合える仲間を作りましょう!

周りから言われて初めて、自分が気付かなかった自分の良い所が発見されるかもしれません。また、自分でもうすうす気付いてはいたけれども、人から言ってもらうことで自信がついて、確信に変わることもあります。
やって損はないと思いますので、一度やってみることをお勧めします。

ちなみに、一つもいい所がない人はいません。両親との深堀りや、自分自身が周りからの意見を受け入れていないこともあります。そういう時は、逆に弱みを強みとして変換してもらいましょう。きっとあなただけのオリジナルの長所が見つけられるはずです。

褒め合うことは大切ですが、そこに依存していては、次のステップにはいけません。
自分の長所を発見し、正しい使い方を実践してこそ、本当の意味で自信になっていきます。

 

12.才能をのばす

才能を磨き、伸ばすためには、一人の力だけでは限界があります。必ず周りの援助が必要です。

一人で出来ることは限られています。周りがあなたの長所と、長所の使い方を認めてくれて初めて長所がいかされます。そんな仲間を作るためにも、日々の生活からあなた自身の人間性を高めていく努力が必要です。

人との約束を守っているか、人を尊重しているかなど、人として当たり前のことを行い、自分の才能を伸ばす環境も整えて行きましょう。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
自分の才能とは何なのか?
才能は、決して特別な力ではありません。誰にでも与えられている力です。

この記事のまとめです。

  1. 得意分野と苦手分野を掘り下げる
  2. 家庭環境と両親との関係を振り返る
  3. 自分の特性を理解し、弱みを強みに変える
  4. メンターや仲間と一緒に未来へ意識を向ける
  5. 自分の才能を磨き、実践し続ける

 

才能を使うということは、「自分の長所を見つけて、長所を正しく使うこと」です。
この記事があなたの才能を開花させ、世の中の役に立つことを願います。