仕事・時間管理

時間管理と自己成長。忙しい負のスパイラルから抜け出す方法とは?

目次

自己成長と時間管理

前回の記事で、

  1. 時間の質を意識する
  2. 効率よく時間を使う
  3. 自律神経を整える

ということをやりました。

http://180915p.xyz/self_management/how-to-improve-t…ity-of-time-vol3/703/

集中力が上がる時間帯に重要なことをやることで、効率が上がるということでした。
しかし、集中できる時間帯だからといって、自分の能力以上の力が発揮できるわけではありません。能力の底上げが必要になってきます。

そのため、まずは、自分の能力について考えてみましょう。

能力を上げるとは?

ここでは、一定の時間内で、どのくらいの作業が出来たのか?
ということに注目したいと思います。能力は、能率という言葉で表すことができます。

能率とは 一定時間にできる仕事の割合。仕事のはかどり方。作業量の効率。

もちろんですが、一定時間に出来る作業量は多い方が優秀です。
まずは、具体例を見てみましょう。

能率の高い人と低い人

同じ時間、同じ作業をして、より作業量が多い方が、能率が高い。と言えます。

AさんとBさんと見比べてみましょう。

Aさん 画像補正業務 10点 10分かかる。
Bさん 画像補正業務 10点 20分かかる。

Bさんが5点処理をしているうちに、Aさんはもう10点分終わっている計算になります。
Aさんは、Bさんより、2倍の仕事が出来る、能率の高い人です。

次は、営業職の場合です。

Aさん 訪問営業 受注率 50%
Bさん 訪問営業 受注率 25%

Aさんは、受注率50%です。100件訪問したら50件注文を取ってきます。
Bさんは半分の25%です。100件訪問しても25件しか注文が取れません。

Aさんは、Bさんより、2倍の成果を出しています。

あなたは、Aさんか、Bさんどちらになりたいですか?
ということです。

能率を上げる方法

仕事で使うメインスキルを向上させることで、更に成果を上げることができます。

では、どんな勉強をしたらいいのか?
具体例を見てみましょう。

営業の場合

・提案書の作り方
・テレアポトーク
・クロージングスキル
・業界の専門知識
・異業種の人との交流
・行動心理学
・品質管理
・営業マネジメント

このように、スキルアップするための学びは山のようにあります。
職種によって様々ですので、調べてみましょう。

より短い時間で、より高い成果を出せるようになれば、使える時間はもっと増えていきます。時間管理で増えた時間は、何に使っても自由ですが、せっかくなら、より有効に使えたほうがいいと思います。

要点

自分のメイン業務のスキルを毎日30分でも1時間でもいいので、勉強して向上していけば、より能率の高い仕事が出来るようになる。

 

自己成長のスパイラル

時間管理で、使える時間の量が増えて、質も意識出来ているのに、
いつまでも忙しい人がいます。

理由は色々とありますが、
理由の一つは、自己成長のスパイラルが回っていないからです。
増えた分だけ仕事をしたり、忙しくしている自分に酔っている状態です。

そういう人は、いつまでたっても、忙しいままです。

具体例として、正のスパイラルと、負のスパイラルの説明をします。

正のスパイラル

メインスキルがアップし、能率が上がる。残業せずに、家に帰り、夜早めに寝て、疲れをしっかり取る。朝は早く起きてメインスキルアップの時間にする。出社と同時にスタートダッシュを切る。午前中にその日の集中仕事を終わらせ、午後からは次の日の打ち合わせや非集中作業を行う。残業なく早めに家に帰り、ゆっくりと体と頭を休める。次の日また朝早く起きて勉強をする。日中の仕事の効率がどんどん上がり、会社にもより貢献できるようになる。最近は時間がもう少しできたので、週に1回運動もしている。運動で集中力がさらに上がり、メインスキルの勉強がいつもよりも捗る。もう朝だるいと感じることもなくなった。どんどん良くなっていくイメージがわいてくる。家族や友人との時間も増えてきた。

負のスパイラル

残業続きで、家に帰れば、ご飯を食べてお風呂に入って、寝るまでスマホをいじる。今日はなかなか寝付けない。明日の朝も早いのに困った。朝起きると頭がボーっとする。会社に到着して仕事を始めるが、エンジンがかかりにくい。お昼ご飯を食べて少し眠くなり、午後3時くらいからようやく集中出来てきた。もう17時か今日も21時を回りそうだ。土日に寝溜めしてもどうもダルさが抜けない。いつまで続くんだろう。頑張ってるのは、頑張ってるし、充実もしてるし、やりがいも感じている。でも、この生活はいつまで続くんだろう。

どっちを選ぶのか?

時間管理の結果、時間が増えます。
増えた結果、どっちのスパイラルを選ぶのかが分岐点になります。

増えた時間を仕事にあてると、負のスパイラルが生まれます。
増えた時間を自分の学びの時間に変えていくと正のスパイラルが生まれます。

自律神経の話でも出てきましたが、夜はゆっくりと休み、明日に備える時間です。
朝から午前中が、もっとも集中力が上がる時間帯です。

週に1回はノー残業dayを作り、早めに帰る日を作ってはどうでしょうか?
また、ゆっくり寝る日を1日でも作れれば、日中の能率が少しでもあがるのではないでしょうか?

最終的には、各々が「 正のスパイラル 」で自己成長のPDCAを回し続けていくことが、会社の生産性を上げることにつながります。

朝は未来の自分を作る時間です。

 

スパイラルの切り替え

人にもよりますが、負のスパイラルに近い人が多いかもしれません。
やる気とか、精神力でどうにかしようと思っても難しいと思います。
まずは、負のスパイラルから抜け出す方法をまとめます。

正のスパイラルを回そうと思うと、朝勉強するので、今より早起きしなければいけません。
早起きしようと思うと、前の日早めに寝なければ起きられません。
早く寝るためには、早めにご飯を食べて、リラックスする時間をつくらないといけません。そのためには、早めに帰らなければいけません。早く帰ろうと思うと、早めに仕事を終わらせなければいけません。早く仕事を終わらすためには、一番集中できる朝から午前中に、集中して仕事を終わらせないといけない。という流れになります。

スパイラルを切り替える方法

・早起きして勉強する
・早く寝る
・早めにご飯を食べる
・残業せず会社を出る
・午前中に仕事を片付ける

今日から出来る方法

理屈は分かったけど、何からしたらいいのかわからない。
という方のために、具体例をまとめます。

1.いつもより1時間早く起きる
2.定時に帰る
3.いつもの2時間前にご飯を食べる
4.いつもの2時間前に布団に入る
5.いつもより1時間早く起きる
6.30分間勉強する

いつもより、早く目覚めた日はチャンスだと思って、二度寝せずに、定時で帰宅して早めに寝てみて下さい。次の日は、早起きして、勉強してみましょう。