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ロジカルシンキングとは?

ビジネスシーンで「ロジカルシンキング」という言葉は頻繁に出てくると思います。
身に付けたいと思っているけど、何をしたらいいのかわからない。
どうやって勉強したらいいのかわからない。
そもそもロジカルシンキングってどんな能力なの?
という方へ、わかりやすく解説していきます。
ロジカルシンキングの意味
実際に「ロジカルシンキング」とは、どういう意味なのか?
まずは、言葉の意味を調べてみました。
論理的思考という意味。 情報を決められた枠組みにしたがって整理・分析するさまざまなスキルの集まりを指し、これらを使うことによって、複雑なものごとの因果関係を明快に把握したり、問題に対する有効な解決策を導き出したりすることが可能になります。
ロジカルシンキング=「論理的思考という意味」とあります。
次は、論理的思考の意味を調べてみました。
論理的思考の意味
論理的思考力 論理に基づいて思考する能力(の高さ)という意味で用いられる表現。 道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導いたり、あるいは、複雑な事柄を分かりやすく説明したりできる能力として主に捉えられる。 英語の logical thinking(ロジカルシンキング)の訳語としても用いられる。
つまり、ロジカルシンキングを和訳したら、論理的思考という意味で、どっちもほぼ同じ意味としてとらえたらOKですね。
では書いてある文章を要約していきます。
意味を要約していきます
・情報を決められた枠組みにしたがって整理すること
・情報を決められた枠組みにしたがって分析すること
・因果関係を明快にすること
・問題の解決策を出すこと
・道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導くこと
・複雑な事柄を分かりやすく説明すること
言葉の意味がわからない人の為に言葉の意味を下に記載しています。
わからない人は要チェック!
整理・・・乱れた状態にあるものをかたづけて、秩序を整えること。
分析・・・物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などを細かい点まではっきりさせること。
因果関係・・・ある事実と別のある事実との間に発生する、原因と結果の関係のことである。
明快・・・気持がよいほど、はっきり筋道が通っていること。
道理・・・物事の筋道。
道筋・・・どの道を行くかという通る筋。コース。
要約したことを順番に整理します
ロジカルシンキング自体が、「思考方法」や「思考の枠組みの手順」を表す言葉ですね。
そのため、ロジカルシンキングを「一言で言え!」と言われても、難しそうです。
一度、ロジカルシンキングの手順を整理してみます。
1.物事の道理を知っている状態(大前提)
2.道理に沿って情報を整理する
3.整理した情報を分析する
4.分析して因果関係を明快にする
5.因果関係を見て解決策を決める
6.結論をまとめる
7.わかりやすく人に説明する
上記の1~7の一連の「手順自体」がロジカルシンキングということですね。つまり、「ロジカルシンキングとは?」と言われれば、上記の1~7の「手順自体」=「ロジカルシンキング」ということになりそうですね。
ロジカルシンキングとは?
”枠組みにしたがって整理・分析するスキルの集合であり、因果関係を明快に把握し、問題に対する解決策を導き出すことや、複雑な事柄を分かりやすく説明したりできる能力”
ロジカルシンキングを身に付ける

では、実際に思考や手順を身に付けて、活用できるようにしましょう!
ロジカルシンキングを身に付けるために、何をすればいいのでしょう?
まずは、「身に付ける」とはどんな状態か見てみましょう。
身に付けるとは? 「知識や技能などを自分の能力として具(そな)えること」
能力とは? 「物事を成し遂げることのできる力」
なるほど~身に付けるということは、
自分が、ロジカルシンキング(知識や技能)を使って、何か物事を成し遂げることが出来る状態ですね。
では、実際に、どんな知識や技能を習得すればいいのでしょうか?
先ほどの手順を参考にして、どんな能力が必要なのか書き出してみました。
ロジカルシンキングに必要な5つの能力とは?
ロジカルシンキングに必要な能力を「●●力」という形でまとめてみました。
順番は先ほどの手順を参考にしています。
1.物事の道理や原理・原則を知っている 知識力
2.情報を整理する力 整理力
3.整理したものを分析する力 分析力
4.問題に対して解決する力 解決力
5.人にわかりやすく伝える力 伝える力
大まかに分けてこの5つでよさそうですね。伝える力は表現力でもよさそうですが、まあどっちでもいいでしょう。(笑)
ちなみに、グラフがあったらこんな感じですね。
理想の状態、低い状態、アンバランスな状態と、イメージをつかみやすいように、グラフに記載しておきました。

能力開発の段階
5つの能力をバランスよく身に付ければ、「ロジカルシンキング」が活用できそうですね。では「身に付ける」とは、どんな手順になるのか見てみましょう。
ネットで能力開発に関する手順を調べてみたら、以下の段階が出てきました。参考になるので載せておきます。
1.知らない状態
2.知っている状態
3.わかる状態
4.出来る状態
5.教える状態
つまり、知らない状態から知っている状態にするところから始めればよさそうですね。
知ったことを実際にやってみて、わかる状態にして、出来るようになるイメージですね。
最後は、人に教えて、より理解を深める。的な感じですね。
勉強する順番とその理由
まずは、能力開発の手順通り、知らない状態から知っている状態にすればいいですね。
しかし、5つもあれば、何からスタートしていいのかわからないと思います。
私なりに、順番を整理してみました。
1.知識力
2.整理力
3.伝える力の順番で勉強します。
まずは、原理原則を知り、それに当てはめて物事を整理していきます。
次に、それを人に伝えてみます。「これってこういうことですか?」
この流れが、「知らない→知る→わかる→やってみる」という流れを作りやすいからです。
何でもまずは、やってみることが肝心です。
ちなみに、分析力は、整理したものを分析するので、まずは、整理力が必要です。
解決力は、知識→整理→分析があってこそ発揮されるものなので、分析の後にします。
まずは、知識力、整理力、伝える力の順番で進めていけばいいと思います。
1.物事の道理や原理・原則を知っている 知識力
2.情報を整理する力 整理力
3.人にわかりやすく伝える力 伝える力
4.整理したものを分析する力 分析力
5.問題に対して解決する力 解決力